グリーン・アラスカ
説明
グリーン・アラスカは、ドライ・ジンとシャルトリューズ・ヴェールのみで作るシンプルながら奥深いカクテルです。美しいエメラルドグリーンの色合いが特徴的で、見た目の美しさとは裏腹に、アルコール度数は44〜49%と非常に高く、カクテルの中でも最強クラスの一つです。シャルトリューズの神秘的な薬草の香りとジンのキリッとした味わいが融合し、複雑で洗練された味わいを生み出します。食前酒として楽しまれることが多く、その強さから少量をゆっくりと味わうのが適しています。
由来
発祥地: アメリカ (1910s)
グリーン・アラスカは、1913年に初めて文献に登場した『アラスカ』カクテルのバリエーションとして誕生しました。オリジナルのアラスカは黄色のシャルトリューズ(ジョーヌ)を使用しますが、より強いアルコール度数と複雑な味わいを求めて、緑のシャルトリューズ(ヴェール)を使用したバージョンが作られました。アラスカという名前は、1912年にアラスカがアメリカの準州となったことを記念して付けられたという説があります。
誕生日の意味
エメラルドグリーンの美しい色合いと、シャルトリューズの神秘的な香りが、純粋で優雅な心を表現しています。高いアルコール度数にも関わらず、その透明感のある美しさが幼い心の純粋さを連想させます。
名言
- 「グリーン・アラスカは液体の宝石だ。その美しさに魅了されるが、その強さには敬意を払わなければならない」- 著名バーテンダー
豆知識
- グリーン・アラスカは、アメリカでは『エメラルド・アイル』という名前でも親しまれています。エメラルド・アイルは一年中緑に覆われているアイルランドの愛称です。
- ベースとなるシャルトリューズ・ヴェールは、1605年から受け継がれるフランスの修道院で作られる秘伝のリキュールで、130種類以上のハーブを使用し、その製法は今も2人の修道士のみが知る門外不出の秘密です。
- 日本では、オリジナルの『アラスカ』(黄色のシャルトリューズ使用)よりも、この『グリーン・アラスカ』の方が人気が高くなっています。
- カクテルの美しいエメラルドグリーンの色は、シャルトリューズ・ヴェールによるもので、この色合いから『液体の宝石』と呼ばれることもあります。
- アルコール度数が非常に高いため、バーテンダーの間では『上級者向けカクテル』として知られており、初心者には慎重に提供されることが多いカクテルです。
レシピ
材料:
- ドライ・ジン - 45 ml
- シャルトリューズ・ヴェール - 15 ml
作り方:
- カクテルグラスを冷凍庫で冷やしておく
- シェーカーに氷を入れる
- ドライ・ジン45mlを注ぐ
- シャルトリューズ・ヴェール15mlを加える
- しっかりとシェークする(10〜15秒程度)
- 冷やしておいたカクテルグラスに注ぐ
- ガーニッシュは特に加えずに提供する