正月

初詣、若水・若潮迎え、初日の出、御節料理、お年玉、年賀状の配達

日本で一年の始まりを祝う伝統行事で、家族や地域で様々な慣習が行われます。 初詣やお節料理、お年玉など楽しみが多い季節です。
正月とは1月1日から3日頃までを指し、年神様を迎えて新年の幸せを祈る期間です。 家々では松飾りや門松を飾り、年始の挨拶として年賀状をやり取りします。 元旦には神社や寺院への初詣が行われ、参拝者は健康や開運を祈願します。 お節料理や雑煮を囲みながら家族や親せきが集い、新年の祝宴を楽しむのも大きな魅力です。 近年はお正月用品や観光企画も多彩になり、伝統と現代が融合した行事になっています。
正月 初詣 若水 初日の出 御節料理 お年玉 年賀状 配達

全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝、第32回 - )

毎年元日に開催される全日本実業団駅伝。企業チームがタスキをつなぎ、ニューイヤー駅伝として親しまれています。
1967年に第1回が開催され、以来企業実業団による駅伝競走の最高峰イベントとして定着しています。 コースは群馬県前橋市を中心とした約100kmの7区間で構成され、各区間にエリートランナーが配置されます。 新年の幕開けにふさわしい大会として、毎年全国から注目を集め、沿道には多くの応援者が詰めかけます。 テレビ中継も行われ、選手やチームのドラマが多くの視聴者を魅了します。 企業の威信をかけた戦いは年々激化し、記録更新や新たなスター選手の誕生など見どころが満載です。
全日本実業団駅伝

元旦競歩大会

日本競歩の登竜門的存在、東京都渋谷区神宮外苑聖徳記念絵画館周辺の周回コースで行われる。

日本競歩の登竜門として、毎年元日に東京都渋谷の神宮外苑周辺で開催される競歩大会。
歴史は古く、地域の体育振興を目的として始まりました。 コースは聖徳記念絵画館を中心に周回し、初心者から上級者までが参加できます。 距離は5kmから20kmまで多様なクラスが設定され、年代別や男女別のカテゴリーで競われます。 新年最初のレースとして選手の意欲を高める場となっており、毎年多くの参加者を迎えます。 沿道では地元住民や観光客による温かい応援があり、アットホームな雰囲気が魅力です。
元旦競歩大会 東京都 渋谷区 神宮外苑 聖徳記念絵画館

パリ・ダカール・ラリー出発日

世界有数の過酷なラリー競技、パリ・ダカール・ラリーの出発日。
1979年に初開催されて以来、砂漠や山岳地帯など過酷な自然環境を舞台に総距離数千キロを走破するラリーレイドです。 かつてはフランス・パリからセネガル・ダカールまでのルートが定番で、その過酷さから“地獄のラリー”とも呼ばれました。 自動車、バイク、トラックなど多様なカテゴリーがあり、参加者は未知のルートをナビゲーションしながら競い合います。 安全面の考慮からルートは変遷しつつも、その魅力と過酷さは健在です。 世界各国からアマチュアやプロドライバーが参加し、新年の冒険が始まります。
パリ・ダカール・ラリー

この他、鉄道等の交通機関では、初詣利用客輸送のために、正月三が日に臨時ダイヤ(または土曜休日ダイヤで運転する)を組んでいる路線の鉄道事業者も多い(例:京阪電鉄の正月ダイヤなど)。

正月三が日には初詣客の増加に対応し、多くの鉄道事業者が臨時ダイヤや土曜休日ダイヤを運行します。
お正月三が日は初詣客の移動が集中する期間です。 京阪電鉄やJRなど多くの鉄道会社が臨時ダイヤを組み、運行本数を増やします。 一部路線では平日ダイヤではなく土曜休日ダイヤを適用し、混雑緩和を図ります。 電車内外には新年の装飾やアナウンスがあり、正月気分を演出します。 初詣に訪れる人々の安全と快適な輸送を確保するための工夫がされています。 事前に時刻表を確認し、余裕を持って移動計画を立てることをおすすめします。
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若水・若潮迎え

元日に汲み取った若い水(若水)や潮(若潮)を神棚や床の間に供える日本の風習です。
若水とは元日に最初に汲んだ水、若潮は初潮の潮水を指します。 これらを神棚や床の間、仏壇に供え、一年の健康や豊作を祈願します。 昔は山や海に出向き、自らの手で水や潮を汲む所作が重んじられました。 現在でも地域の神社で若水祭が行われることがあり、参拝者が参加できます。 清らかな水や潮が邪気を払い、幸福をもたらすと信じられています。 現代では家庭の水道水で代用することもありますが、伝統を受け継ぐ風習です。
若水

初日の出

元日の朝に初めて昇る太陽を拝み、新年の幸福や繁栄を願う風習です。
初日の出は一年で最初の朝日に願いを託す日本独自の行事です。 沿岸や山頂など景色の良いスポットで多くの人々が日の出を見守ります。 晴天時は美しい太陽の光が昇り、壮大な朝焼けが広がります。 防寒対策をしながら、防波堤や展望台で早朝から待機することも珍しくありません。 日の出時刻は地域ごとに異なり、事前に時刻を調べておくとスムーズです。 メディアでは各地の初日の出映像が中継され、新年気分を全国に届けます。
初日の出

御節料理

新年に食べる祝い料理「御節料理」は色彩や意味が込められた豪華な膳です。
御節料理は重箱に詰めた料理の詰め合わせで、一の重から三の重まであります。 黒豆は健康、数の子は子孫繁栄、昆布巻きはよろこぶにかけて縁起を担ぎます。 紅白蒲鉾や伊達巻など、華やかな色彩で祝賀の気分を盛り上げます。 正月三が日は調理を控えて重箱を開くだけで食事が済む工夫でもあります。 近年では洋風や中華風の御節も登場し、地域や家庭の味が多様化しています。 栄養バランスも考えられ、保存性の高い食材が選ばれる傾向にあります。
御節料理

お年玉

親族や親しい人に新年のお祝いとして贈る金銭や品物のことです。
お年玉は子どもが楽しみにする正月の風物詩で、ポチ袋に入れて渡します。 金銭のほかにお菓子や玩具を贈る家庭もあり、年齢によって金額が変わります。 日本郵便が特別デザインのポチ袋を販売するなど、お正月グッズも豊富です。 渡し方やお返しについては地域や家庭で習慣が異なり、親から教わります。 学校ではお年玉の使い道や金銭感覚を学ぶ機会として取り上げられることもあります。 近年では電子マネーやギフトカードで贈る家庭も増え、時代とともに変化しています。
お年玉

年賀状の配達

日本郵便が年始に合わせて年賀状を元日に配達するサービスです。
年賀状は新年の挨拶と近況報告を兼ねたはがきで、日本の風習として定着しています。 日本郵便は元日に届くよう、12月中旬から特別な配達体制をとります。 宛先不明や住所変更の場合は「年賀状返却」システムが稼働し、差出人に戻されます。 近年ではメールやSNSでのデジタル年賀状の利用も増えていますが、紙の温もりが好まれます。 クリスマスカードや暑中見舞いと並び、日本の季節の風物詩として親しまれています。 差出人は12月15日頃までに投函を済ませると、元日に届きやすくなります。
年賀状 配達