元日(元旦)
年の始めの日(年初)。日本国内では1948年7月施行の祝日法に基づき、国民の祝日と定められている。
日本の新年最初の日であり、祝日法に基づく国民の祝日です。
家族や地域で初詣やお節料理を楽しみ、新年を祝います。
新しい年の始まりを祝う日本の伝統行事で、1948年に公布された祝日法により1月1日が国民の祝日に定められました。
年の初めに神社や寺院へ参拝する「初詣」や、家族が集まって特別な「お節料理」を味わう習慣があります。
朝には初日の出を拝み、年賀状の配達やお年玉のやり取りなど、現代でも多くの人々が新年の喜びを分かち合います。
商業施設や交通機関も特別ダイヤになるなど、社会全体が正月ムードに包まれます。
近年は旅行やイベントで国内外から多くの観光客が訪れ、賑わいを見せています。
元日
元旦
年
日本
1948年
7月
祝日法
国民の祝日
四方拝
古代から伝わる宮中の儀式で、新年に天皇が四方の神々に拝礼します。
天下泰平や五穀豊穣を祈願する神事です。
四方拝は宮中祭祀の年頭儀式の一つで、皇居内の宮殿で天皇が東西南北の方向を向き、国家の安寧や五穀豊穣を祈願します。
起源は奈良時代に遡り、古くから続く伝統的な神事として受け継がれてきました。
雅楽の演奏や祭文の奏上を伴い、厳かな雰囲気の中で執り行われます。
儀式を通じて天皇と国民との結びつきを再確認する機会ともなっています。
現在も宮内庁の主催で毎年1月1日に執り行われ、皇室行事としての重みを伝えています。
四方拝
正月
初詣、若水・若潮迎え、初日の出、御節料理、お年玉、年賀状の配達
日本で一年の始まりを祝う伝統行事で、家族や地域で様々な慣習が行われます。
初詣やお節料理、お年玉など楽しみが多い季節です。
正月とは1月1日から3日頃までを指し、年神様を迎えて新年の幸せを祈る期間です。
家々では松飾りや門松を飾り、年始の挨拶として年賀状をやり取りします。
元旦には神社や寺院への初詣が行われ、参拝者は健康や開運を祈願します。
お節料理や雑煮を囲みながら家族や親せきが集い、新年の祝宴を楽しむのも大きな魅力です。
近年はお正月用品や観光企画も多彩になり、伝統と現代が融合した行事になっています。
正月
初詣
若水
初日の出
御節料理
お年玉
年賀状
配達
歳旦祭(各社寺)
各地の神社や寺院で執り行われる新年の祭儀です。
一年の平安と繁栄を祈る伝統行事。
歳旦祭は1月1日に全国の神社や寺院で執り行われる年頭の祭儀で、新年の平安と豊穣を祈願します。
神職や僧侶が祝詞や読経を行い、参拝者は破魔矢やお守りを受け取ります。
社殿や境内は松飾りやしめ縄で彩られ、厳かな雰囲気が漂います。
この祭りを通じて地域住民は新年のスタートを共有し、結束を深めます。
多くの社寺で振る舞われるお屠蘇や縁起物も魅力の一つです。
歳旦祭
寺
東本願寺修正会(1月7日まで。京都市東本願寺)
京都・東本願寺で1月1日から7日まで行われる新年の法要です。
人々の幸福と世界平和を祈念します。
修正会は古くから伝わる仏教の新年法要で、東本願寺では1月1日から7日にかけて執り行われます。
本堂にて僧侶が読経を行い、参拝者は法要に参加して無病息災や家内安全を祈ります。
境内には特設の御影堂が設けられ、多くの信徒や観光客が訪れます。
期間中はお守りや絵馬の授与、特別修行など多彩な催しが行われるのも特徴です。
荘厳な雰囲気の中で新年を清々しい気持ちで迎えることができます。
1月7日
京都市
東本願寺
鎮座祭(1月3日まで。岡山市吉備津神社)
岡山・吉備津神社で1月1日から3日まで行われる鎮守の祭典です。
社殿や御神体の安寧を祈願します。
鎮座祭は吉備津神社で1月1日から3日にかけて催される新年の祭典で、社殿の鎮守と参拝者の安寧を祈願します。
神職による祝詞奏上や献饌が行われ、厳かな雰囲気の中で一年の無事を祈ります。
多くの参拝者が訪れ、初詣と併せて伝統的な神事を体感できます。
地域の伝統行事として地元の人々に親しまれ、正月の風情を感じられる催しです。
神社の歴史や文化を知る入口としてもおすすめです。
1月3日
岡山市
吉備津神社
大御饌祭(島根県出雲大社)
出雲大社で行われる神前への御饌(お供え)の儀式です。
豊穣と縁結びを祈願します。
大御饌祭は出雲大社の主要な祭典の一つで、神前に食物を供える御饌の儀式です。
豊作や海の恵み、縁結びなどを祈願し、神職が厳かに献饌を行います。
祭典は古代から伝わる神事として島根県内外から多くの参拝者を集めます。
出雲大社ならではの壮麗な社殿や大しめ縄の風景と相まって、神秘的な雰囲気を味わえます。
祭典を通じて古代からの神事に触れることができ、観光スポットとしても人気を集めています。
島根県
出雲大社
叡山元三大師会(1月4日まで。比叡山延暦寺)
比叡山延暦寺で1月1日から4日まで行われる大師会です。
元三大師を偲び、無病息災を祈ります。
叡山元三大師会は延暦寺における元三大師(良源)を供養する法会で、1月1日から4日まで開催されます。
僧侶による読経や護摩供が行われ、参拝者は無病息災や家内安全を祈願します。
元三大師は厄除けの祈祷札「角大師」で知られ、多くの信徒がその霊験を求めて訪れます。
修行僧による護摩木の焚き上げや御守授与も見どころです。
比叡山の荘厳な山内で新春の法会を体感できます。
1月4日
比叡山
延暦寺
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤーコンサート(1941年- )
毎年元日にウィーン楽友協会大ホールで開催される伝統のクラシックコンサート。
全世界に生中継され、新年の風物詩です。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤーコンサートは1941年に始まり、以降毎年1月1日にウィーン楽友協会大ホールで開催されています。
ヨハン・シュトラウス一族を中心としたワルツやポルカなどが演奏され、新年にふさわしい華やかなプログラムが特徴です。
世界各国でテレビやラジオの生中継が行われ、年始の恒例行事として親しまれています。
演奏指揮者には世界的に著名な指揮者が招かれ、その年ごとの特色ある演奏が楽しめます。
コンサートはエレガントなドレスコードも話題となり、ウィーンの新年を彩ります。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ニューイヤーコンサート
1941年
サッカー天皇杯決勝(第48回 - 第93回、第95回 - 第97回、第99回 - 第100回)
元日に開催されるサッカーの国内カップ戦決勝試合。
年始のスポーツイベントとして親しまれています。
天皇杯全日本サッカー選手権大会の決勝は、かつて多くの回で1月1日に開催されました。
第48回から第93回、第95~97回、第99~100回までが元日の開催に該当します。
プロ・アマチュアチームがしのぎを削り、優勝チームには天皇杯のトロフィーが授与されます。
新春のスタジアムにはサポーターの熱気があふれ、テレビ中継も行われる人気試合です。
現在は開催日が変更されましたが、元日の決勝はサッカーファンにとって特別な伝統となっています。
サッカー
天皇杯
全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝、第32回 - )
毎年元日に開催される全日本実業団駅伝。企業チームがタスキをつなぎ、ニューイヤー駅伝として親しまれています。
1967年に第1回が開催され、以来企業実業団による駅伝競走の最高峰イベントとして定着しています。
コースは群馬県前橋市を中心とした約100kmの7区間で構成され、各区間にエリートランナーが配置されます。
新年の幕開けにふさわしい大会として、毎年全国から注目を集め、沿道には多くの応援者が詰めかけます。
テレビ中継も行われ、選手やチームのドラマが多くの視聴者を魅了します。
企業の威信をかけた戦いは年々激化し、記録更新や新たなスター選手の誕生など見どころが満載です。
全日本実業団駅伝
元旦競歩大会
日本競歩の登竜門的存在、東京都渋谷区神宮外苑聖徳記念絵画館周辺の周回コースで行われる。
日本競歩の登竜門として、毎年元日に東京都渋谷の神宮外苑周辺で開催される競歩大会。
歴史は古く、地域の体育振興を目的として始まりました。
コースは聖徳記念絵画館を中心に周回し、初心者から上級者までが参加できます。
距離は5kmから20kmまで多様なクラスが設定され、年代別や男女別のカテゴリーで競われます。
新年最初のレースとして選手の意欲を高める場となっており、毎年多くの参加者を迎えます。
沿道では地元住民や観光客による温かい応援があり、アットホームな雰囲気が魅力です。
元旦競歩大会
東京都
渋谷区
神宮外苑
聖徳記念絵画館