01月01日の命日 - 科学者・研究者

1737年

ピエール・アントニオ・ミケーリ

(1679 - 1737)

神父、植物学者

神父植物学者

イタリアの神父で植物学者。多くの新種植物を記載し、菌類研究の基礎を築いた。

1679年に生まれ、パドヴァ大学で神学と自然学を学んだ。植物採集と分類をライフワークとし、多数の標本を残した。 1695年に学術誌『Nova Plantarum Genera』を刊行し、新種植物を多数記載した。菌類の分類研究でも業績を挙げ、植物病理学にも貢献した。 1737年1月1日に没し、その業績は現在の植物分類学に大きな影響を与えている。

1737年ピエール・アントニオ・ミケーリ 1679年

1748年

ヨハン・ベルヌーイ

(1667 - 1748)

数学者

スイスの数学者で、微分積分学の発展に多大な貢献をしたベルヌーイ一族の代表的学者。

1667年にバーゼルで生まれ、医学と数学を学んだ。微分方程式や数列の理論を発展させ、解析学の基礎を築いた。ブラウン運動や確率論にも関心を示し、その研究は後の数学者に影響を与えた。多くの著作を通じて、大学での数学教育に寄与した。 1748年1月1日に没し、ベルヌーイ家の数学的伝統を次世代へ導いた。

1748年ヨハン・ベルヌーイ数学者 1667年

1758年

アントニオ・コッキ

(1695 - 1758)

医師、博物学者、作家

医師博物学者作家

イタリアの医師・博物学者・作家で、自然史や農業に関する著作を多数執筆した。

1695年にフィレンツェで生まれ、医学を修めた後に自然史研究に転じた。農業技術や植物栽培に関する論文を発表し、実用的な知見を広めた。 1732年に『Della vita rustica』を刊行し、農村生活の実態を記録した。他言語への翻訳や著作活動を通じ、学術の普及に努めた。 1758年1月1日に没し、博物学と文化史に名を残した。

1758年アントニオ・コッキ英語版 1695年

1796年

アレクサンドル＝テオフィル・ヴァンデルモンド

(1735 - 1796)

数学者、音楽家、化学者、ヴァンデルモンドの行列式提唱者

数学者音楽家化学者ヴァンデルモンドの行列式提唱者

フランスの数学者・化学者・音楽家。多彩な分野で活躍し、ヴァンデルモンド行列式を提唱した。

1735年にパリで生まれる。法律を学ぶ傍ら、数学や化学、物理学に興味を抱き研究を重ねる。音楽家としてもヴィオラ・ダ・ガンバを演奏し、サロンで活躍した。代数的問題の研究で『ヴァンデルモンド行列式（Vandermonde determinant）』を概念化。化学実験ではアルプスの水や土壌の分析に取り組み、元素の性質解明に貢献。啓蒙時代の博物学者として知られ、1796年1月1日にパリで亡くなる。

1796年アレクサンドル＝テオフィル・ヴァンデルモンド英語版ヴァンデルモンドの行列式 1735年

1817年

マルティン・ハインリヒ・クラプロート

(1743 - 1817)

化学者

ドイツの化学者。ウランやチタンなど複数の元素を発見し、近代化学の発展に寄与した。

1743年にドイツのミュンヘンで生まれる。ベルリン大学で化学を学び、実験的手法を重視した研究を展開。 1790年代にセリウムを発見し、続いてタンタルとジルコニウムを純粋試料から単離。さらにチタンやウランの存在を明らかにし、周期表の発展に大きく貢献。分析化学の技術を体系化し、多数の論文を発表。 1817年1月1日にベルリンで没し、化学界に多大な影響を残した。

1817年マルティン・ハインリヒ・クラプロート化学者 1743年

天保12年11月20日

石坂宗哲

(1770 - 1842)

鍼医

江戸時代後期の鍼医師。鍼術の実践と普及に努めた人物。

1842年天保石坂宗哲鍼医 1770年

1851年

ヨハン・ハインリヒ・フリードリヒ・リンク

(1767 - 1851)

博物学者、植物学者

博物学者植物学者

ドイツの博物学者・植物学者。ヨーロッパ各地の植物分類研究に貢献し、後の植物解剖学の基礎を築いた。

1767年にドイツで生まれ、ベルリン大学やブレスラウ大学で植物学を教授した。ヨーロッパ各地で植物を採集し、多数の植物種を記載した功績で知られる。植物の微細構造や生理学的研究を行い、現代の植物学に大きな影響を与えた。著作『植物学原論』などを通じて研究成果を広く普及させた。

1851年ヨハン・ハインリヒ・フリードリヒ・リンク博物学植物学 1767年

1852年

ジョン・ジョージ・チルドレン

化学者、鉱物学者、動物学者、初代英国王立昆虫学会会長

化学者鉱物学者動物学者初代英国王立昆虫学会会長

イギリスの化学者・鉱物学者・動物学者。王立昆虫学会の初代会長を務めた学術者。

王立協会フェローとして活動し、大英博物館で鉱物や化石標本の収集・管理に貢献した。化学実験を通じて鉱物学の基礎研究を進め、動物学分野では標本の分類や記述研究を行った。1833年に設立された英国王立昆虫学会の初代会長に選ばれ、昆虫学の発展と学術交流の場を創設した。

1852年ジョン・ジョージ・チルドレン英語版英国王立昆虫学会英語版

1862年

ミハイル・オストログラツキー

(1801 - 1862)

数学者、力学研究者、物理学者

数学者力学研究者物理学者

ロシア帝国の数学者・物理学者。解析学や力学の研究で業績を残した。

1801年に生まれ、サンクトペテルブルク大学やオデッサ大学で教鞭をとった。解析学における収束概念や楕円積分の理論を発展させ、数学界に貢献した。力学の諸問題に数値解析的手法を導入し、物理学の研究基盤を築いた。多数の学術論文を発表し、国際的にも評価された学者である。

1862年ミハイル・オストログラツキー数学者物理学者 1801年

1894年

ハインリヒ・ヘルツ

(1857 - 1894)

物理学者

ドイツの物理学者。電磁波の実在を実証し、単位「ヘルツ」に名を残した。

ハインリヒ・ヘルツ（1857-1894）はドイツの物理学者である。マクスウェルの電磁気理論を実験的に検証し、電磁波の存在を初めて実証した。伝送線路を用いた実験で電波の反射・屈折・干渉現象を観測し、その特性を明らかにした。これらの業績は無線通信やレーダー技術の基礎となり、周波数の単位「ヘルツ」(Hz)に名を残した。 35歳の若さで急逝したが、その研究は20世紀の物理学と技術革新に大きく寄与した。

1894年ハインリヒ・ヘルツ物理学者 1857年

1921年

栗本東明

(1853 - 1921)

医学博士

医学博士として研究と教育に尽力。日本の医療発展に貢献した。

1853年に生まれ、医学を志して研鑽を積む。西洋医学の知見を学び、医療技術の向上に寄与。大学や研究機関で研究・教育活動を展開。後進の育成にも力を注いだ。 1921年1月1日に逝去し、医学界に功績を残した。

栗本東明医学博士 1853年

1931年

マルティヌス・ベイエリンク

(1851 - 1931)

微生物学者

オランダの微生物学者。ウイルス学の先駆者として知られる。

1851年にオランダで生まれ、微生物学の研究に没頭。タバコモザイクウイルスの性質を明らかにし、ウイルス学の礎を築いた。土壌中の窒素固定細菌の働きにも着目し、微生物の生態と役割を解明。学界に多大な影響を与え、1931年1月1日に逝去した。

1931年マルティヌス・ベイエリンク微生物学者 1851年